38年前のBosch食洗機を入替事例:エコに進化していました

ボッシュ食洗機は、1984年~1992年の8年間、日本で販売されていました。

その当時から使い続けていらっしゃったUN様邸の入れ替え事例ご紹介します。

 

38年前のBosch、見た目は今と同じフロントオープン型です。

今のモデルとの違いは、引き出しは現在の3段ではなく2段、乾燥方式は余熱乾燥のみ。水温を上げるための仕組みが現在の技術ではなく、電気を流すと発熱する電熱線式で、庫内には電熱線がむき出しとなっていました。とはいえ、見た目もアイコンも今と変わらず同じイラストで親近感がありました。

 

ただ、特に驚いたのは、使用水量が22㍑から7㍑(オート)に、消費電力は2.4kwから0.68kwへと大幅に改良されており、これは大きな進化です。

 

1886年にロバート・ボッシュがドイツで創業したボッシュ社は、日本では車の部品や電動ドリルで有名ですが、家庭用電化製品市場への参入は今から80年以上もさかのぼります。

 

初めて開発した家電は電気冷蔵庫で、1933年です。 その後も、時代のニーズに応えながら次々と新たな製品を開発し、1952年に料理の下ごしらえなどを手助けするキッチンマシン、1956年に冷凍庫、1958年に洗濯機、そして1964年に食洗機を発売します。

 

ボッシュ食洗機はそれから進化を遂げ、1985年に安全システムで特許を取得、2008年には、電力使用量を大幅に抑えながら、食器をカラッと乾燥させる「ゼオライト乾燥」技術を取得、続いて翌年2009年には、洗浄水を短時間で温めながらスプレーアームを通じて無駄なく散水、さらに汚れた水は細かなフィルターを通りすぐにポンプで汲み上げられ再び洗浄水として使用する技術も取得しています。このような進化が、使用水量・消費電力の軽減を実現し現在の機種となっています。

 

今回は、38年間使い続けていただいたUN様との出会いにより、Bosch食洗機は長く使っていただける製品ということが立証され、大変うれしい事例となりました。